COVID19ワクチン接種を終えて

先日、職場からCOVID19のワクチンを打てっていうアポイントメントのメールが届いたので、打ってもらってきた。そのときに出た自分やラボメンバーの症状についてとても興味深かったので記録しておこうと思う。2014年の椎間板ヘルニアの手術のときもそうだったが、こういった一大イベントの記録は後でみても面白い。ついでに、自分の症状と論文に載っている副反応とはどのくらい違うのか、主観的に比べて見ようと思う。RNAワクチンがヒトに打たれるという、記念すべき予防接種だと思う。

1回目1月14日(木)7:30AM

職場のメールに従ってアポイントメント(時間、場所、健康保険などの情報を聞いてきたので実際に入力)を取り、予約した時間や接種会場に行く。でも、どうやら職員用の接種だったらしく、そのアポイントメントの場所やら時間帯やらが一切無駄という….この時間帯は看護師やら医師やらがいっぱいで、30分以上並んだ。言うても、同僚の一人はたしか朝8時に会場にいって最終的に打てたのが午後12時くらいだったはずなので、それに比べればかなりマシである。そのとき、その病院のセキュリティー部門のトップが来て、その行列を見て言ったことは「Hoooolly christmas Tree!!!」だった。ここで、「こういう風につかうんやな。」と思った。

NYSのアンケートを携帯から入力して、並んで待つ。次に受付で職員ID、誕生日などを入力してもらい、中に進んでさらに接種の順番を待つ。2021年2月15日の時点ではModernaとPfizerのワクチンが緊急承認されている。自分はどうやらPfizerのワクチンらしい。このワクチンの何たるか概要が書かれた紙を読んだがとても興味深かった。「PEG2000って、実験か。遺伝子導入かこれ」と思ったのを記憶している。

自分の順番が来たら、自分は職員なのか、誕生日、ワクチンを打たれるのを承諾するか、なんかヤバい症状がでたら、ここに連絡してな〜とか、そいうことを聞かれて、いよいよ接種。すでにワクチンが一定量採取されたシリンジが、運搬係の医師(たぶん)によって運ばれてきた。このときはまだ、スタッフのふるまいに余裕がなかったように感じた。そして、これは技術の問題だろうが、けっこう痛い注射だった気がする。

その後、Recovery roomみたいなとこに連れて行かれ、15分間の休憩して異常がないかチェックする。その間、イカついチョコレートケーキとか、でっかいベーグルとか、ペットボトルの水などを無料で自由に取ってよく、ゆっくり休む。自分はアレルギー体質(おそらくエビで、かなりひどい全身症状がでたことがある。)なので、自分の体に何が起こるのかちょっと気になったが、特に問題はなかった。しかし、そんなに大きくない空間でほぼ全員がマスクを外し、爆音で話ながらでっかいベーグルとイカついチョコレートケーキを食べていたのをものすごく複雑な思いで見ていた。その後、自分の身に何事もなかったのでラボに戻る。イカついチョコレートケーキを食べなかったことを悔やんだ記憶がある。

その日から3日間くらい、注射部位が痛かった。耐えれないほどではなく、「けっこう痛くなるなぁ」くらいのものだった。この頃、NYSのワクチン不足がニュースで報道されて始め、大丈夫かと思っていた。

2回目、2月3日(水)10:00AM

2回目はよくわからんサイトで言われるがままアポイントメントを取ることもなく、朝10時くらいに接種を受ける。

前回と違ってチェックインが全部自動になっていて、「さすがアメリカやなぁ」と思った。それこそ、あの空港にあるチェックインと似たようなヤツだった。それを終えたら早速接種ブースに行く。今回は待ち時間は全くなしだった。もう医療従事者の接種は終わってるんだろう。だから自分にも回ってきたんだろうなと理解した。接種ブースに行くと、前回と同じような問診を受けて接種する。そこで、「職員ID要る?」と聞くと、看護師が「要らん!!も〜いっぱい入力するとこあって、めんどくさいねん!!」と言ってきた。接種後に前回同様、Recovery roomに言って休憩するが、今回は、看護師が接種後の休憩について詳しく教えてくれた。後ろに別の看護師が付き添ってたし、説明してくれた看護師はかなりのフレッシュさを感じたので、あれは学生かなんかだろうと思った。15分後、何もないので、ラボに戻る。そのときは前回同様、接種部位が徐々に痛んできたくらいだった。家に帰って気がついたが、絆創膏が注射部位から確実にズレていて、接種してくれた看護師のキャラクターもあいまってけっこう笑えた。さすが….

2回目接種日の夜

なんかおかしい。体調が悪い気がする(気がしてた)。

2回目接種の次の日の朝

体調がおかしい。酷くはないが、良くない。ちょっとふらつく感じがあるし、風邪をひいたときのあの皮膚に触るとなんかゾワッとする感じがあるし、喉が痛い気がするし、接種側のリンパ節も腫れている気がするし、集中力がない。このときはまだ副反応なのかどうなのかわからなかったと思う。これはマジでやべぇなくらいに思っていた。そしてこの症状は集中力がない意外はすべて接種時の説明書に症状として書いてあるじゃあないか….

2回目接種の次の日の夜

確実に体調が悪い。「これが体がダルいってことか、あぁこれが副反応か… 」と理解した。けっこうしんどかったので、夕食後すぐ休んだ。その日の夜11時くらいに目が覚めたが、驚くことに、症状が改善している気がした。症状は急激に和らいでいる感じがした。

2回目接種2日後

明らかにダルさが軽減した。これなら活動に支障はないレベルと思ったが、これまでになかった僅かなそして確かに不快な頭痛が出てきていた。ただし、Advilはいらないなと思った。まだ接種部位周辺のリンパ節を触ると、かすかな違和感がある。結局次の日もこのかすかな違和感が続いており、これはいつの間にかなくなった。

以上が自分の症状である。

同僚の症状

同僚の一人はModerna製のワクチンを打ってもらっていた。2回目接種後、どうやらかなりひどい寒気があったらしい。彼は金曜日に打ってもらい、その症状が土日と続いたらしい。

もう一人は現時点(2021年2月15日)では1回目のみ接種を終えていた。1回目にも関わらず頭痛やリンパ節が痛かったらしい(確か)。二回目がどうなるのか不安がってた。何事もないといいが。

結論としては、「大なり小なり副反応は出る。出たら酷い風邪レベルで不快。場合によったら動けなくなるから、気をつけろ。」だった。

CDCワクチンカード