コロナウイルスワクチン2回目接種終了(嫁)

日付;2021/05/19(水)

ワクチン接種後の経過観察はここから。

今日のNYは最高気温87˚Fもあってクソ暑いし、それに加えて今日から街の中でのマスク着用の義務がなくなった(https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/fully-vaccinated-guidance.html)。言うても、まだ公的なトランジットにはマスクを着ける必要があり、マスクを完全にはずして歩いている人は覚えているだけでたった2人しか見なかった。テレビでは、街中でのマスク着用義務解除に対する心理的な影響や、医師のインタビューなんかが報道されていた。なかなかのタイミングだが、今日は嫁の2回目のコロナウイルスワクチン接種日。

1回目同様、バスと電車を乗り継ぎ、Aqueduct Racetruckまで行く。下見を含めて今日で3回目なので、さすがに間違うこともなく、無事に到着。

電車待ち。

で、ワクチンサイトに到着。

見慣れた。
Walk-inレジストレーションもやってる。といっても、もうほとんどのニューヨーク社会人は接種を終えているように思う。後は子供たちだろう。

ワクチンサイトの中は接種を受ける人よりも州軍の人のほうが多いくらいのものだった。ニューヨーク州からのメールによれば、5月17日の時点で、成人ニューヨーカーの61.8%が少なくとも1回目のワクチンを、52.2%が2回目のワクチン接種を終えているらしい。今日(5月19日)からニューヨーク州がCDCの新ガイドラインを採用することを鑑みると、もう正常なニューヨーク在住社会人はワクチン接種を終えているということなんだろうと思う。後はほとんど子供達だけなんだろう。このパンデミックでわかったのは、これだけのimpatientなニューヨーカーをコントロールしているニューヨーク州はさすがに賢く、何か勝算か計画があってのその採用だろうと思う。一方でニューヨークのヘルスコミッショナーの先生はまだマスクの必要を説いていた。とにかく、1回目のワクチン接種日に比べて、人の数が減っていた。

そして、全く待たされることもなく、ワクチン接種終了。今日は問題ない。問題は明日からだ。自分の場合は2日目の体のダルさはなかなかのもので、頭痛は3、4日は続いていたと思う。嫁さんは1回目だったとしても、軽度ではあったが、症状が続いていた。だから今回は要注意だ。接種後、症状についてのまとめられた説明書が配られていた。やっぱり、症状がでるひとが多いのだと思う。今日からしっかり観察してく必要がある。

とにかく、2回目が終わってよかった。あとは副反応なるものに対応するだけだ。今年の12月には、現時点ではなんとも言えないが、テキサスで行われる学会に参加する予定なので、そこに嫁さんも連れて行こうと思う。まぁ、参加費が高いので嫁さんは学会に参加しないが、観光をしてもらおうと思う。このワクチンによってそれも(レギュレーション的には)問題なくなるだろう。当然、その時点でCOVID−19罹患者(感染者)がコントロールできていればの話だが…

一番大事なカード。このシールはワクチンサイトごとに異なるのだろうか。カードに空欄があるので、もしかしたら3回目、4回目の接種が見込まれている可能性もある。個人的には毎年のインフルエンザワクチンと同じような扱いになるのではないだろうか、と思っている。

これは記録なので、症状について経過観察していこうと思う。


2021/05/19(水)、接種0日後(当日)

アポイントメントの時間は15:00。会場には14:20ころに到着し、会場外のベンチで14:35まで涼む。それから接種会場に移動し、14:45に接種完了。15:00まで接種後の観察を行い、帰路につく。

元気に帰宅。どうやら、首元など日光に露出されていた部位が日焼けして痒くなったらしい。先日も起こったようだ。それを考えると、COVID-19ワクチン接種由来ではない可能性が高い。夜寝る前も元気だった。接種当日は問題なし。

と思ったが、深夜(2021/05/20(木)0:50)にむくっと起きてきて、嫁さんが熱を測りだした。その結果、37.5˚C….熱あるやん。少なくとも平熱ではなさそう。しかも、腕も(おそらく、けっこう)痛く、寒気も始まってきたらしい。来たなこれは。明日の様子をみて、もしかしたら家に早々に帰るらなければならないような気がする。このワクチンは受けないのも悪いが、受けるのも悪い場合があるかもしれない。でも残念ながら、これまでに経験のない分子に対する免疫反応だけに、やってみなければわからない。過去にそういったものに対するアレルギー反応がない、とか、食物アレルギーがない、とかがある意味で指標である。

2021/05/20(木)3:30

熱が38.9˚Cまで上がった。ヤバい。このときからだいぶしんどそうにしていた。

2021/05/20(木)7:00

熱は38.3˚C。

2021/05/20(木)7:30

ロキソニンを飲んで、解熱開始。

2021/05/20(木)9:35

熱は36.7˚Cまで低下。後で知ったのだが、ロキソニンはコロナウイルスやインフルエンザの解熱には良くないらしい。おそらく、免疫機能も下げてしまうからだ。しかし、ネットに出ている情報は全部カスだろう。どうも国レベルで混乱しているように見える。ロキソニンはダメでアセトアミノフェンはOK??アセトアミノフェンだってCOX2を阻害するだろうが。ほとんど同じ作用機序だ。悪化させるという根拠が乏しすぎる。要は強すぎるか丁度良いかの問題だろうが。アセトアミノフェンを効かそうと思ったらおそらくけっこう飲む必要があるだろうし、飲んだのに効かなかったら不安になるし、薬の無駄になるし、体へ負担を加えただけになってしまう。それに、突き詰めれば最適な用量なんて人それぞれだ。今、うちにはAdvil2(アセトアミノフェン+イブプロフェン)、ロキソニン、アスピリンがあるが、おそらく、ロキソニン単発でも良いだろう。夕食後にまたロキソニンを飲ませようと思う。ただし、ロキソニンは案外強いので、飲む間隔は注意すべきかもしれない。どうしてもヤバいときだけ飲むようにしよう。

2021/05/20(木)14:00

職場を早退。途中でキーフードでゲータレード2Lと氷を買って帰宅。帰ってきたら朝よりもだいぶ良さそうな嫁さん。元気なうちに食事を摂った。この時点での体温は37.2˚C。おそらくロキソニンの効果が切れだした。朝の感じだと、飲んで2.5時間後に効き始めて、6時間くらいたったら効果が減り始めるらしい。この時間間隔は自分が椎間板ヘルニアを患っていたときとすごく似ているので、理解しやすい。これから体温が上がってくるだろう。氷を買ってきてよかったと思う。自分は自宅で解析とスライド作成を行う。

キーフードで買ってきたアイスバッグ。Corona。マジか….

2021/05/20(木)16:30

熱は38.3˚C。具合が悪くなりだした。しんどいのでロキソニンを飲む。これであと2.5時間後には解熱されると思う。次は9時間後くらいにロキソニンの服用を改めて考えよう。今回問題になるのは抗体生成におけるCOX2阻害の影響が問題のわけだが、Googleで「ワクチン ”cox2″ 抗体」と入れても有益な情報が出てこなかった。これで出てくるのはチェックポイント阻害剤の抗腫瘍効果に関する情報だけ。もう少し調べて見ようと思う。

2021/05/21(金)9:24

良くなったと思いきや、また熱が38˚Cまで上昇したので、ロキソニンを飲む。その後、熱が下がったので睡眠。その後は次の日まで発熱を抑えることができた。

2021/05/22(土) 朝

状態がずいぶん良くなったので、朝食をとろうとした。しかし、どうやら貧血のような状態になってベッドに入った。これ、多分ワクチンの影響ではなく、空腹なんじゃあないかと思っている。疲弊しているにも関わらず、昨日からロクなもの食べてないはず。今日は研究室に行く必要があるので、起きることができるようならお粥を食べること、無理なら水分を摂って寝ることを指示して家を出た。

これまでの経過を見ていて感じることは、症状の程度は2回目接種後の方が明らかに悪いが、その影響の持続時間は同じくらいなのではないかということだ。そうだとしたらこの発熱が治まった後はリンパ節が腫れだし、それが1回目と同じだけ続くのではないかと思ってる。今はリンパ節の腫脹についてはあまり着目していないが、近々それについて見ていくことになるのではないだろうか。

2021/05/22(土) 15:00頃

家に帰ってきたら嫁さんがかなりぐったりしてた。足を触ってみるとかなり冷たかったので、「これは貧血的な症状やなぁ」と思った。自分でも酷い貧血みたいな症状である自覚はあるらしい。

どうやら今日は納豆と何かを食べただけらしい。経験的に、これはいわゆる「腹減って動けない」だけだと思い、無理矢理にでもヨーグルトとお粥を食べさせた。そしたら随分と元気になった。

なぜこれに気がついたかというと、自分もランニング後や仕事後にこれになったことがあるからだ。食事しただけで元気になるヤツ。でも、食事するまでなぜこんなにシンドいのかわからないヤツだ。しんどいので何も食べずに安静にするわけだが、それにより更に追い込まれるヤツ。つまり、ただ腹減ってるだけ。考えてみれば、外来の遺伝子を導入され、さらにそれにより免疫反応を惹起され、新しく抗体まで産生している最中である。今が最もエネルギーが必要な時期ということではないだろうか。それにも関わらず、発熱までした挙げ句、その間あまり食べてないんだから、エネルギーゼロである。元になるタンパク質と、駆動するためのエネルギーを摂らなければ動けるものも動けないってことだ。単純なもんだ。これはワクチン産生時だけでなく、コロナウイルスに感染した後の治癒の過程でも尚更に起こりうることだと思う。

しかし、何があるかわからないので、念のために横にならせて休ませた。この時点でもう平熱に戻っている。発熱に関しては一段落したようにみえる。

2021/05/23(日) 13:45

もうほぼ回復した。朝は普通に食事を摂って、昼もお粥の残りを食べることができた。熱もなさそう。もう大丈夫かな。なので、熱の測定はここで終了しようと思う。


Table.1 COVID-19ワクチン(ファイザー)接種後の体温変化と服用回数

日時接種後の経過時間(h)体温(˚C)薬剤服用回数服用後の経過時間(h)食事
5/19/21 14:450.0NANANANANA
5/20/21 03:3012.837.5NANANANA
5/20/21 07:0016.238.9NANANANA
5/20/21 07:3016.738.3Loxo10.0NA
5/20/21 09:3518.836.7NANA2.1NA
5/20/21 14:3023.737.2NANA7.0昼食
5/20/21 16:3025.738.3Loxo29.0NA
5/20/21 17:1026.438.5NANA0.7NA
5/20/21 18:1027.438.3NANA1.7NA
5/20/21 19:0028.2NANANA2.5夕食
5/20/21 19:2528.738.3NANA2.9NA
5/20/21 20:2829.737.2NANA4.0NA
5/20/21 21:5331.136.7NANA5.4NA
5/21/21 05:1638.536.4NANA12.8NA
5/21/21 9:4443.037.7NANA17.2NA
5/21/21 10:2643.738.0Loxo317.9朝食
5/21/21 11:2444.637.3NANA1.0NA
5/21/21 13:3346.836.4NANA3.1NA
5/21/21 17:0650.335.9NANA6.7NA
5/22/21 9:2466.736.3NANA23.0NA
5/22/21 15:4773.036.6NANA29.3NA
5/23/21 13:4595.035.7NANA51.3NA