Kindleは紙の本より読みやすく読書がはかどる

日付;2023/06/17(土)

修士のとき非常に劣悪な教授の研究室に所属していたが、そのくらいから色々と本を読むようになった。最近では、原著をよく読む。日本語は冗長性があることから日本語訳された本だと非常に無駄が多く、原著のほうがストレートに意味が通じるためだ。その理由から、もう日本語の本は読んでいてダルくて読む気がしない。Burns & Nobleとか、かなり楽しかった。NYに行く機会があれば、絶対にユニオンスクエアと5thアベニューのBurns & Nobleをハシゴしようと思う。

英語の本をよく読むが、当然ながら日本の本屋には、アメリカに居たときに読みたかった本や、すごく勉強になった本の著者の別の本なんかは売っていない。そんな時にどうするかとういうと、結局Kinldeである。過去に使っていたアメリカのアマゾンのアカウントは今でも普通に使用できるので、それを使ってアメリカの本を買えば良い。それに、電車でいちいち本を保つのはかさばる。ということで、たどり着いたのが、Kindleで英語の本を買って、携帯のKindleアプリで読む、という手段である。しかしながら、どうも目が疲れる。携帯の画面が眩しすぎる。暗くするとなんか読みずらい。

ということで、手を出したのがKindleである。Kindleはマンガを読むに耐えないが、本を読むならすごく良いっていう話である。

買ったのはKidle paperwhite

買ったのはKindle paperwhiteである。32GBのヤツで、大体20000円くらいだったと思う。けっこういい値段がする。ただし、iPadとかまともなAndroidタブレットとかだと今は50000円とか下手すると10万円以上するので、そんなものは、もはや無駄である。こっちは本を読めればよい。じゃあ紙の本でいいじゃあないかって話になるが、それは単に邪魔である。

裏面。
表面。

利点

辞書が便利。

紙の本との明らかな違いは、これがちょっとしたデバイスであるということであり、その中でも日本人にとって圧倒的な利点は英和時点が使えるってことだろうと思う。いうても、英語の本を読んでいると、聞いたことのない英単語がけっこう出てくる。そんなときはどうしてもインターネットや辞書を使わなくてはならないが、その場合、kindleにダウンロード、インストールされている辞書を読みながら使用できるので便利である。そしてこの機能が、なぜ下記の目が疲れないという点よりも重要かといえば、もしこの機能がなければ圧倒的に面倒くさいことになるためだ。日本人にとって、英語の本を別の辞書アプリなしに読めるっていうのは、かなり大きな利点であると思う。少なくとも自分にはこの恩恵は大きい。

目が疲れない。

上記にも書いたが、圧倒的に目が疲れない。辞書アプリなどはipadやAndroidタブレットのkindleアプリでも使用できるので、最悪、このkindle paperwhiteを使用する必要がない。しかし、その場合、バチバチに光っているディスプレイで本を読むことになる。正直言えば、このkindle paperwhiteを買おうと思った理由がipadのkindleアプリだと目がすぐに疲れて読むのを嫌になるためだった。

そしてこのkindle paperwhiteだが、タイトル通り目への負担がほとんどない。本当にipadなどと比べれば雲泥の差である。上記の辞書と同じくらい良い利点である。英語の本を読まない人にとってみれば、これがトップ1の利点であると思う。kindle paperwhiteで本を読むようになってから、一度に本を読む時間が増えたと思う。それは明らかに目が疲れないからである。本当に、なぜもっと前に気が付かなかったのだろうかと思う。

片手で持てるし片手でページ送りできる。

電車が混んでいるけど本を読めないまでではないという状況は、少なからずある。kindle paperwhiteのサイズは比較的小さいので、手の大きさによっては片手でつかめるくらいである。自分は片手でつかめるので、つり革をつかんだままkindke paperwhiteをもって、片手のままページ送りができる。片手の場合は、英単語の意味などを調べるのは難しいが、それでも特に困ったことがない。

男性ならば片手て握ることができるかもしれない。

荷物にならない。

これも、何気によくデザインされている点である。kindle paperwhiteは、比較的小さく、いつも超絶ラフな格好しかしない、なんやったらパジャマみたいな格好の自分にとってみれば、ポケットに入ってしまう。とは言えポケットのサイズに比べれば大きいので、ポケットがパンパンになるので、これは、例えば、電車の乗り継ぎでちょっと移動するけど、バッグにしまうのが面倒くさいときである。要は携帯と同じようにポケットにブチ込んで移動できる。新しいモデルのほうではさらに一回り小さいので、このkindle paperwhiteよりも携帯性に優れていると言える。

また、複数の本を持ち歩かなくて良いという点も利点である。正直、これはkindleアプリでも同じことなので、アプリで読んでても目が疲れないっていう人ならばipadやandroidタブレットでも十分ってことになる。

複数の本を切り替えることの利点は、「飽き」解消って点である。同じ本を一冊だけずっと読んでいると、やっぱり飽きる。そんなときは読みかけの別の本を読みたくなるが、もし「目が疲れるから」という理由で、現物の紙の本を読んでいる場合、家にでもいない限り気分によって本を変えるのはけっこう難しいのではないかと思う。じゃあ二冊くらい持てば良いって話になるが、それはさすがに邪魔である。その点、当然ながらこの手のデバイスならばストレージの容量に応じて複数の本を保存できるので、気分によって本を切り替えるのは簡単である。

電池が長持ちする。

Kindle paperwhiteは3月末に買ったんだが、現時点で充電を2回しかしていない。しかも、そのうちの一回は購入直後の充電であり、2回目は残りが50%くらいでの充電だった。ということで、おそらく一回の充電で2ヶ月くらい保つらしい。個人的に、何度も何度も充電が必要なデバイス、特に、Bluetoothイアホンのような装置は好きではない。もちろん、コードレスであることはこの上ない利点ではあるが、如何せん、毎日のように充電する必要があるような機器なんて、面倒でしょうがない。その点、これは3ヶ月に一回くらいフル充電すれば問題なく使用できるので、非常に素晴らしいと思う。

ちなみに、Kindle PaperwhiteではWifiはほとんど使っていない。本を購入したあとにそれをダウンロードするときに、家のWifiに繋ぐ程度の利用頻度である。そうすれば、おおよそ2ヶ月に1回の充電頻度で良いらしい。

防水により雨でも安心できる。

Kindle Paperwhiteには防水機能があり、風呂でも本やマンガを読むことができる。しかし、後述するが、これは風呂ではけっこう無力である。その代わり、携帯時に雨に降られたときなんかはとても安心できる。風呂で使えるくらい防水なので、故障の心配もとても低い。

紙の本を持っているときに大雨に降られたときを想像すれば簡単である。もうぐ紙が濡れて悲惨なことになる。単にそれがないっていう安心感である。

欠点

マンガを読むには小さすぎる。

タイトル通りである。かなり期待していたんだけど、マンガを読むには圧倒的に無力であり、iPadや、もはやAndroidの携帯のほうがマンガは読みやすい。マンガの場合、文字も、いわゆるJPEGとか、画像である。ということで、文字サイズを大きくしても文字が大きくなることはない。これが、圧倒的に読みにくい理由の一つである。また、なんか絵の解像度が低いように思える。e-inkなのでそんなことはなさそうなのだが、それでもなんかそう思った。

携帯のkindleアプリだと、確か一コマずつ拡大して読めるので、それで良い。でもkindle paperwhiteではそれが出来なかったように思う(あまり試してないから、定かではない。)。残念ながら最強のマンガビューアーipadには到底勝てない点である。

マンガは一瞬でストレージを圧迫する。

それに、マンガを全巻ストレージに入れようもんなら、テキストのみの本に比べて圧倒的にストレージを圧迫する。自分は32GB版を購入したが、それでもすぐに半分以上ストレージを使ってしまった。基本的にマンガってのは数十巻あるので、それを複数のタイトルに渡って全巻保存なんかしたら、それはストレージが足りるわけがない。kindle paperwhiteはマンガには解像度的にも容量的にも適していない。文字用である。

防水とは言え風呂では水滴により無力。

これもkindle paperwhiteに期待していたにも関わらず、非常に残念だった点である。自分はここ半年くらい、夜に風呂に入るとき、シャワーだけでなく風呂にも浸かるようにしている。そのほうが、圧倒的に疲れが取れるためである。でも、疲れすぎてぐったりしているとき以外は、湯船に使っているときはけっこう暇だったりする。だから、その時間を防水のkindle paperwhiteで20分くらいはマンガを読もうと目論んでいた。確かに、防水機能により湯船で本を読むことができる。しかしながら、ディスプレイ上の水滴で読めたものではなかった。正直、これは逆にストレスがたまる感じだった。

なので、kindle paperwhiteの防水機能は雨に濡れても大丈夫な機能である。

自分が思うコツ

カバーなんか買うな。

自分はこのkindle paperwhiteを何のカバーもディスプレイに保護シールも付けずに使っている。バッグに入れるときはカメラ用のフワフワのクッションバッグに入れて持ち歩いでいるので、バックの中で傷だらけになることはない。それに、読んでいる間だってそんなにディスプレイを擦るような動作はしない。それに、イキってカバーなんか付けたところで、重くなるし、ポケットには入らなくなるしで、良いことなんか一個もない。個人的に思うのは、こういったデバイスは外見を大事にするだけ無駄である。なので、ケースもカバーも保護シールも付けずに、圧倒的に使い倒すのが良いと思っている。

小さい方の機種で良い。

自分はkindle paperwhiteを買うか、新しいモデルの一回り小さいkindleを買うか迷った。ディスプレイは大きい方が良いかなぁ、くらいの気持ちで購入したが、これだけ見やすくて携帯性に優れていることを考えると、おそらくディスプレイは少し小さいくらいではあまり影響がでない。むしろ、少し小さいほうが更に携帯性が良くなるため良いような気がする。。

また、そもそも、当初目的としていたマンガを読むことについては、そもそも、文字を読む用にデザインされたkindleでは、その目的は達成できず、一回り大きくなった程度では依然としてマンガは読みにくいのではないかと思う。なので、小さい方でよい。もちろん、小ささにも限度があるが、ちょっとだけ小さくなったくらいでは、そう影響はないと思う。

2台目を買うならば間違いなく小さい方である。

結論

目がほとんど疲れず読めて、軽くて、辞書もあるので本よりも読書がはかどるし、防水なので雨にも強く、携帯性が非常に良い。でも、防水だからといっても風呂では画面上の水滴により読みにくくなってしまい、そしてマンガを読むには実質的な解像度が低く、マンガ上の文字もかなり小さくなってしまう。なのでマンガには不適切。