Session IPA No. 2, 伊勢角屋麦酒

日付;2024/01/03(水)

この伊勢角屋という会社は、非常に美味しいビールを作ると思う。昨今、色々なクラフトビールが日本にもひっそりと進出してきているが、おそらく課税とコストカットの都合上、海外の本拠地で売られているよりもホップの量も、おそらく種類も、アルコール度数も下げて、すなわち、劣化版を売ってきている。そういうことをしないで作り続けてほしいものである。実家に帰省した時にたまたまイオンで見つけたので購入したという経緯である。

このビールについて

  • 伊勢角屋
  • アルコール度数;4.5%
  • IBU;30前後
  • 苦味よりも酸味。でも後味としてちょっとだけ苦味。
  • すごくフレッシュ。

飲んだ感想

ホップの香りは弱いが、その香りがすごく良い。苦味はほとんどなく、おそらくIBUは30前後ではないかと思う。後味として僅かに苦味が上がってくる程度である。苦味よりも、酸味の方が強く感じることができる。飲んでみると、やっぱり鼻から抜けるホップの香りが非常にフレッシュである。アルコールも4.5%で強くない。

色もフレッシュ感。

一般的に、IPAのようなホップを全開に引き立てるタイプのビールはアルコール度数も高くなり同時に苦味も強くなる。しかし、アルコールを抑えようとした場合に、その両方が下がってしまい、逆に美味しく無くなるということが起こると、個人的に思っている。一方、このビールはスッキリとしたホップの感じによりそれらをカバーしているのかもしれない。欠点としては、味が弱いので、一緒に食べる料理は味が強くない方が良い。圧倒的にビールの香りや味が、それらの料理に負けてしまう気がする。だからと言って、日本食とは合わないような気がする。そこが難しい。極端に言えば、サラダっぽいものであれば、そのバランスが良いのだろう。フレッシュという感覚にパラメーターを全振りした感じのビールだったと思う。

ビールなのに、スッキリしてた。どんな食べ物と合うのか、正直わからん。