日付;2024/10/20(日)
藤沢駅の広場でやっていたFujisawa Bread Marketで飲んだビール。インターネットによると、茅ヶ崎にあるローカルブリューワリーで作られたIPAらしい。
正直、日本の風土、水、ホップ、麦、どれをとってもビールづくりには向いていないと思う。実際、日本でIPAを謳っているビールはどれも美味しくない。Brewdogとかも、日本法人を通して売るようになってからかなり味が落ちている。だから、輸入に頼るしかないと思っていた。そしてその輸入にしても、アメリカ大手のビールではなく、アメリカのローカルブリューワリーのビールを輸入する次第であり、はっきり行って美味しさが安定していない。さらに悪いことに、どうも流行りみたいなものがあり、ちょっと前だと思いっきりフルーツのフレーバーのするよくわからないIPAばかり売っていたりする。だから、最近ではIPAもめっきり飲まなくなってしまった。
その一方で、美味しいIPAも出てきていることも事実であると思う。特に、伊勢角屋やHakuba Brewing Companyとか、とても美味しいIPAを出していたりもする。ここのビールも納得できるIPAだった。以下のような味だった。
- IBU70から75程度
- ABV6%
- ウエストコーストとアメリカンIPAの中間の風味
- 松感は中間
- ホップ中から強め
- 苦みはそうでもない
- かなりすっきりしている
- 酸味はほとんどない。
- 麦の重さもない。
- 香りはそんなに強くない。
特徴は酸味がほとんどないこと、麦の無駄なタフィーな感じもないことであり、これがすっきりとしているように感じさせる理由なのではないかと思う。苦味はIBU70くらいはありそうだったけど、シトラス感もそんなになかったとように思う。例えて言うならば、すっきりさせたStone IPAって感じである。かなりすっきりしており、それなりの苦味もあるため、写真のようなソーセージから、味の濃いアメリカ料理まで、幅広い料理に合うのではないかと思う。冷やして飲むのと常温で飲むのとでそんなに風味が変わらないように感じた。
これは美味しかった。出回れば良いのにと思うくらいだった。こうやって日本でも美味しいIPAがどんどん作られていけば良いと思う。