ライオンキング・Mokichi Craft Beer・まる蔵・串カツ田中

日付;2025年1月18日(土)

ライオンキング

前回同様、劇団四季のライオンキングを嫁に連れられて見てきた。場所は有明。もう8年振りに国際展示場駅に降りたわけだが、昔より随分と整備された感じがした。もう8年も経つんやなって感じである。これまで、Cats、美女と野獣と公演を見てきた。正直、Catsについては正直ストーリーさえほとんど思い出せない。このライオンキングで3回目の劇団四季のミュージカルである。

会場。有明のなんとかという劇場。

見た感想としては、前回の美女と野獣と同じような感想である。個人的には特にライティング、舞台の装飾と小道具、大道具はやはり印象的だった。美女と野獣との違いとしては、自然、特に草とかまで人の演技で、それらの作品上及び実際上のイメージのようなものを表現する必要があるところだろうと思う。アクターの演技に加えて、使用する小道具によりさらに効果的に草や動物を表現している点は圧倒的だったと思う(他を知らないが…)。また、これを見にくる人の多くが映画のストーリーを知っていることもあり、ミュージカルとは言え、非常にわかりやすく、ポップに展開されてた。言うても素人の個人的感想ではあるが、しかしながらこの作品は80点くらいな気がする。以下主観しか入っていない完全素人の個人的な感想なので、色々と要注意である。

写真はここしか撮れません。

その理由の一点目が、ハイエナダンスが岡村の方が上手、というか、キレがあるように見えた点である。言っておくが、自分は当時のめちゃイケしか見ておらず、全くもって主観だらけの素人の感想であるので信憑性はないのだが、なんかキレがないというか、ポップにするためにそういった動きにしているのだろうか。ただし、これはハイエナダンスに岡村のクオリティーを期待する方が客側(自分)の方が悪いようにも思う。二点目が、ミュージカル部分のほとんどでズールー語が使われたことである。これは”掴み”だけで良いように思う。各アンサンブルに入れるにしても、そのシンボルになるようなズールー語を曲の冒頭やサビの部分に”掴み”として入れるくらいで良いのではないだろうか。だって、何言ってっかわかんないし。三点目が、本当に心から感動する部分が、クライマックスしかなかった(自分は)ところである。その理由としては、これはもしかしたら、ストーリーが一般的にみんなに知られているため、それを踏襲する必要があったためではないだろうかと思っている。ライオンキングのストーリーって、ミュージカルとして感動させるところって最後のシンバが戻ってきてプライドランドを立て直すぜ!!みたいなところしかない。他の見せ場は、一番最初、ハイエナダンス、ムファサが死ぬところであると考えている。他はなんというか、ストーリーとして前ふりというか、布石という感じである。そして、これらの見せ場について考えてみれば、一番最初はストーリーとしてみんなが知っているため、ある意味”出落ち”感があり、ハイエナダンスは岡村くらいキレてないし、ムファサが死ぬところは自分が考えているような感動を表現する場所じゃあないように思う。そして、どうしてもコンセンサス上の問題によりこの辺りを見せ場として構成する必要がある。ということで、ミュージカルとして迫力があり、それこそスタンディングオベーションのような感動を与える場面はクライマックスしかない。

超絶素人があまりにも生意気に色々と語ってきたが、あのくらいの躍動感があり、相手が動物でどのようにも解釈できそうなところを、こちら側の期待通りに、かつ、ポップに表現できているところは、本当にすごいことである。それに、逆にストーリーを知っているからこそ、ミュージカルとして楽しむためにだけに脳のリソースを使え、すなわち”ミュージカル”として本当に楽しむことができる舞台だった。しかし、エンドロール後のアクターの挨拶は、幕が降りてから4回くらいある。これは多すぎ。ミュージカル信者以外は100%、「はよ終わせや。クドい。もうええて。」と思っているはずである。

Mokichi Craft Beer

ミュージカルを見るとすごく疲れる。前半、後半の間に20分間の休憩があるとは言え、終わったときにはグッタリである。電車で移動中に随分と体力が回復したが、それでもまだ食欲がなかった。イカつい食事はしなくない。適当に焼鳥を数本食べて帰ろうとおもって最初は「けむり」という店にはいったのだが、予約で入れないらしい。ここっていい時間に急に行くと体外入れないような気がする。そして落ちつた時間に行くと、もうおすすめが残ってない。どうなってんねん。

そういう状況で行ったお店がMokichi Craft Beerという店である。ここはどうも湘南ビールのブリューエーリーがやっている店のようだ。以前も一度来たことがあり、あまり重いビールでもなかったのでまずは選んだということだ。

アメリカンスタイルIPA、カマンベールチーズ酒粕味噌漬け。という浅漬。
ピクルスというにはあまりにも日本的すぎる味。超上品ピクルス。
ピザ。もうちょっと味を強くしてもいいような気がする。只々、上品味。

注文したのが、アメリカンスタイルIPA、自家製ピクルス、カマンベールチーズの酒粕味噌漬けカカオニブかけ、ルッコラと生ハムのピザである。とりあえずこれで。

アメリカンスタイルIPAはアルコール度数が6%、IBUが45のIPAである。詳しい定義は知らんのだが、IBUは基本的に苦味の値であり、ビールの場合はホップや麦などから二次的に感じる雰囲気的な苦さを差っ引いた、単に苦味の強さを表した値と、体感的に考えている。そしてIPAでIBU45ということは、実際に体感的に感じるのはIBU55とかかなぁとか思って飲んでみる。そうすると、ほとんど苦味を感じない。これ、おそらくIBU45ですらないのでは無いかと思う。30とか35とかじゃないだろうか。IBUは体感的には+/-10くらいは変動するのかもしれない。苦味はほとんどないが、IPAのホップはしっかりしていて、言うてもLagnitasとかStone IPAとかよりも無いように思うが、クセのない爽やかなフレッシュな感じが非常に良かった。その一方、松感、酸味はほとんど感じられず、麦の甘さも随分弱めに感じた。一緒に頼んだピクルスとカマンベールチーズの味も、濃すぎるようなこともなく、ピザに関しても全くもってクセがない、まるで日本食のような食べ物だった。こういった食事と、この湘南ビールのアメリカンスタイルIPAはとてもマッチするのだろうと思う。

あんまり飲むつもりはなかったので、次にSour IPAを注文したが、これは個人的に全く不要であった。どうやら乳酸菌を加えているらしく、Sout IPAと名を冠する通り、かなり酸っぱい。そしてここで思うこととして、IPAはどこ行った?ということである。これ、おそらく普通の食事ではなく、デザートとのペアリング用だろうと思う。

Sour IPA。これは正直苦手。ペアリング依存。

まる蔵

なぜか1軒目で調子づいてしまい、来たのがまる蔵。ここはホルモンを出してくれる店である。なんでここに来たくなったのかいまいちわからないが、嫁に食べさせたかったということがあるのかもしれない。彼女はほとんど食べなかったが。

個人で来る場合は、正直ホルモン9種盛り1枚ずつ、もしくは2枚ずつを注文すれば十分であると思う。でも、マルチョウとかも、好きなひとには良いと思う。レバーとかかなり美味しい。自分はアブラの多いところより、こういった平滑筋メインの肉の部位のほうが好みである。ホルモンならば。

そして、最近、角ハイボールが美味しくて仕方ない。こんなに美味しかったんだって感じである。正直、日本の美味しくないビールよりも、角ハイボール飲んでる方が良いような気がする。ということで角ハイボール。ただし、ここの角ハイボールはかなり薄かった。

もつ煮込はカレー味。肉の味と被るのを避けているのだろう。9種種盛りは各2枚で十分。お通しのもやしは箸休め。エシャロットときゅうりは必須で、それぞれ口直しと箸休め。角ハイボールは随分薄いので、濃い味にはちょうど良い気がする。

串カツ田中

既に満腹で、他の食べ物とかは入る余地がないように思うが、なにか物足りない。ということで、野菜の串カツを行こうぜとなったので、ここ。紅生姜、れんこん、しいたけとか、そういう野菜を中心にクールダウンを行うことにして、それらを角ハイボールで流し込んで、無事に帰宅しましたとさ。なんか最初に色々と説明されたけど、聞く耳もなかったし頭にも全く入ってこなかった。店員さん、そんなの言っても理解しているひとゼロですよ。美味しい酒だけさっさと持ってこいって感じである。

既に満腹で入らないので、紅生姜、しいたけ、うずら、長芋(すでに完食)、ささみ梅大葉(だったと思う)、牛かつ串(すでに完食)、角ハイボール。