成簽尚萬(せいせんしょうまい), 串鍋, 火鍋, 横浜中華街

日付;2025/07/21(月)

三連休の最終日、自分のリクエストで後輩を連れて、とにかく辛い中華料理を食べに行く、ということで、成簽尚萬(せいせんしょうまい)というお店。日本では火鍋というヤツで知られていると思う。どうやら、これは串鍋っていうらしい。

初めてみた。鍋のインパクトは強い。

この店はなかなかに中国だった。お客さんもほぼ中国の人、隣は韓国、帰り際に日本のグループが来たくらいで、ほとんど海外。言葉も中国。さすがである。自分たちは11時くらいに店に入ったわけだが、それと同じくらいの時間で隣に中国の団体さんが来て、酒盛りのパーティーが始まっていた。最後の方なんか、紹興酒の小瓶を一気飲みである。小瓶といえども、彼らは一体、何本飲むんだろうか。ほんと4000年はすごいわ。

独特な形状をした串鍋である。半分が激辛、半分が辛くないスープである。最初、「変態辛」という方を注文しようしたが、店員に聞いた所によるとそれは中国でも食べないレベルの辛さらしい。ということで、確か普通レベルの辛さを頼んだ。そのはずだったが、普通でも十分に辛い。確かにこれを求めていたわけであるが、後輩共々、最後のほうでぐったりしてしまった。

たしかこれで普通辛だった思う。向かって左が辛いスープ。右が辛くないスープ。スープがかなり美味しいので、先ずは味わってみる方が良い。

ここは、基本は食べ放題プランであり、そのプランで設定された内容を、奥のショーケースから自由に取ってくるスタイルである。ただし、この串物はあまり新鮮ではないように思えた。新鮮ではないというか、クオリティーがSo-Soって感じである。そして自分らがやってしまったこととして、結構いいプランで注文していたにも関わらず、串ばっかり食べてしまったことである。ある意味では本場っぽい(実際知らんけど)ものを満喫したのだろうけど、そこは高級なプランを存分に楽しんで、牛と豚肉をもっと沢山注文すればよかったと反省している。でも、これもこれで要注意で、まずは豚も牛も、超絶に薄い。なんやったら凍ったままスライスされて出てくるわけである。また、この日は店員さんが一人で回しているようで、混んでくるとなかなか注文が通らないという状態だった。依って、牛や豚を頼んでも提供までに随分時間が必要で、かつ、運ばれてきてもその薄さにより一瞬で無くなる、という状態だった。もうそこは器を大きくして、気長に待つしかないかなという感じだった。串が全面に押し出されているので、肉を頼むことが出来る高いプランだったとしても、どうしても串を選びがちというところも落とし穴と思う。混雑時に行くと、串以外のオーダーは通りにくく(ワンオペレーションで忙しいため)、だからと言って、自分らのように回転直後に行くと、準備出来てるかなぁって感じかもしれない。

こう読む。
個人的には好きなんだが、一般的にはどうだろう….中華街だからこれでいいかな。

ここは山椒系の痺れる辛さではない。唐辛子系の痛い方の辛さである。それが好きで、中国系に抵抗がなく、好奇心が強いひとにはおすすめ出来る。個人的に、しいたけが一番うまかった。セリ(っぽい野菜)を豆腐の皮で包んだヤツも美味しかった。自分は麺も食べたんだが、そのときに「このスープ、凄く美味しかったんだ….」と気付いた。是非、最初と最後にスープを味わうべきなんだろう。