Hazy Jane, Brewdog

このビールについて

飲んだ感想

日本のクラフトビールも、IPAに特徴的なシトラスのような柑橘系の風味に便乗、インスパイアされて、わざわざミカンを入れてみたりするヤツがある。そういうものははっきり言って何の食事にも合わず、かといって単体で飲んでもどうしようもないように思う。デザートにでも合わせるんだろうか。まぁ、個人の好みではあるが、少なくとも自分はそういった無理矢理柑橘系を追加したIPAは好きではない。

このHazy Janeは、Punk IPAのシトラスっぽい風味をより強くし、苦味も少し足したような味である。上述したIPAに無理矢理柑橘系を追加したようなヤツとの違いは、このBrewdogの特徴であるバランスが良いことだと思う。確かに柑橘系と苦味が強めだが、例えば、Double IPAのような正直キツすぎる苦味ではないし、無駄にトロピカルフルーツや柑橘類を追加した余計な風味もない。ただし、正直に言えば、どんな料理に合うのかよくわからない。一般的なアメリカ料理(メキシコ含む)とは、喧嘩はしなさそうだか、仲良くもなさそうな気がする。ということで、単体でゆっくり楽しむのが良いのではないかと思う。これとPunk IPAを比べたら、料理とのマッチングの分だけPunk IPAの方が汎用性は高いと思う。

あと、結局これもしっかり冷やして飲むのが良いと思う。そっちの方が結果として美味しい。室温にもどして飲んだとき、けっこう酸味を感じるのも、Punk IPAとの差かと思う(プロじゃないんで。しらんけど。)。

現行モデル(2023、日本)。

これ、2018年にニューヨークで初めて飲んだときはけっこう美味しくて、よく飲んでたんだけど、当時はアルコール度数が7.2%もあったので、かなり酔っ払った記憶がある。でも現行モデル(日本モデル??)ではアルコール度数が5%になっていて、その点はマイルドになっているように思う。自分としては当時のままが良かったけど。

旧モデル(2018、NY)。

まとめ

  • Punk IPAのシトラスの風味と苦味を強くした感じのヤツ。
  • どんな料理に合うのかよくわからんので、単体で楽しむのが良い気がする。
  • アルコール度数が5%でも、けっこうキツめに感じるので人によっては注意が必要。
  • 室温に戻して飲んでみると、酸味もけっこう感じる。
  • 昔(2017年のNYCのとき)に比べると、絶対に全体的に味が落ちた。なんというか、現行(2023年モデル)のHazy Janeには当時のインパクトが無くなった。