Indian Pale Ale, 伊勢角屋麦酒

このビールについて

飲んだ感想

グラスに注いだときに最初に思ったのが、でも残念ながらこれは最初だけだったんだが、ホップの香りがすごく強いことだった。人間、香りはすぐに慣れるんでね。次に飲んでみると、酸味が強いことがわかる。次にホップの味がフレッシュにしてくる。口に入れたときのホップの香りは、強いわけでもない。また、味は苦すぎることはなく、IPAとしてはこのくらいでちょうど良いと思う。このおかしな苦味の少なさはすごいんじゃあないかと思う。多分、雑味が少ないせいかもしれない。シトラスみたいな柑橘系は全くない。冷たいうちは麦も強いわけではない。しかし、口の中に入れていると、すごく僅かに麦のタフィーな感じがわかる。アルコールが少し強いが温度が上がってもそんなに目立たない。すごく印象的なのが、口に入れるたびに強く感じる酸味である。ビールにおける酸味ってのはこういうことなんだな、ってわかる。

パンフレットには酸味なんて一言も書いてないけど、これは絶対に酸味(素人の意見。)。
IPAのお手本じゃあないだろうか。

気づいたんだけど、この伊勢角屋のビールにはおつまみ的なものは必要ない可能性がある。日本の大手企業のビールって圧倒的に日本食を邪魔しないように作られていて、ビール単体でのんだらクソ不味いのばっかりだけど、この会社のビールはちゃんとビールを作っているので、それ単体で美味しい。やっぱ賞取るやつはそうなんだろう。

食事としては、IPAらしくアメリカ食だろうと思う。チーズをブチかけたフレンチフライ、タコス全般、ハンバーガーとか、スパイス+肉、の奴ら。

まとめ

  • ホップの味と麦の酸味をすごく味わえるIPAがある。
  • これ、IPAのお手本なんじゃあないかと思う。
  • 苦味もほどほどで、IPAとしてはすっきりしていると思う。
  • アメリカ食全般は合うと思う。